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Japanese / English

多重解像度特徴の相関関係を利用した画像ベースの半透明質感転写

Hideki Todo, Tatsuya Yatagawa, Masataka Sawayama, Yoshinori Dobashi, Masanori Kakimoto

The Visual Computer, Volume 35, Issue 6–8 (May 2019), pp 811–822.

Figure 1: 提案手法による半透明質感転写結果. 入力画像 (a) と 半透明質感参照画像 (b) を基に様々な半透明質感を画像ベースの転写で再現できる.

Figure 1: 提案手法による半透明質感転写結果. 入力画像 (a) と 半透明質感参照画像 (b) を基に様々な半透明質感を画像ベースの転写で再現できる.

Abstract

本研究では,単一の参照画像,入力画像のペアを基に画像ベースで半透明質感転写を行う.画像のみで半透明質感の転写を行うためには,単に色味を転写するだけでなく,空間的な分布まで考慮して転写を行う必要がある.また,動画に適用する際,時間連続性を保って転写する必要がある.この課題を解決するため,我々は画像の多重解像度特徴をベースにした質感転写手法を考えた.半透明質感を再現するためには,多重解像度特徴と色分布の相関関係が重要であり,主成分分析(PCA)を用いて相関関係を抽出・転写を行った.提案手法は一般的な画像処理と行列演算で構成されており,後処理なしで動画にも応用することができる.